首のヘルニアの症状、原因や検査方法、治療法についての解説

頚椎(けいつい)は首の部分の骨のことで、椎骨(ついこつ)と呼ばれる7つの骨から構成されています。
頭の方から順に第1頚椎、第2頚椎と呼ばれ、一番下が第7頚椎となります。また、それぞれの頚椎の間には、クッションのような役目をはたす椎間板(ついかんばん)と呼ばれるものが挟まっています。
椎間板の構造は、中心部に髄核(ずいかく)と呼ばれるゼリー状の物質があり、その髄核の周りを線維輪と呼ばれる丈夫な組織が取り囲むような構造になっています。
頚椎椎間板ヘルニアとは、この椎間板の線維輪に亀裂が入り、そのなかの髄核が外に飛び出し、そばを通っている神経根や脊髄を圧迫し、痛みやしびれなどのさまざまな神経症状をもたらす状態のことをいいます。
昔は一度飛び出た髄核は消えることはないと思われていたため、すぐに手術をして飛び出た髄核を取り去ることが多かった。
しかし、その後の研究により、飛び出た髄核は周囲の組織球と呼ばれる白血球の一種が食べたり、あるいは酵素で溶かされたりして次第に消滅していくことがわかってきている。
そのため、最近ではすぐに手術することは少なく、保存療法で回復を目指すことが多くなってきている。